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上位リンクのデバイスと点数の上限(KV-8000/7000/5000/Nano)

キーエンス KV シリーズの上位リンクで指定できるデバイスと番号の範囲、RDS・WRS で 1 回に読み書きできる点数、モニタ登録や連続強制セットの上限を機種ごとに整理します。

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上位リンクで指定できるデバイスと番号の範囲は、PLC の機種によって違います。1 回のコマンドで読み書きできる点数にも上限があります。この記事では、マニュアルの表をもとにそれぞれを整理します。

デバイスと番号の範囲

デバイス名称KV-8000/7500/7300KV-5500/5000/3000KV Nano(KV-NC1EP)
Rリレー00000〜199915 ※100000〜9991500000〜59915
Bリンクリレー0000〜7FFF0000〜3FFF0000〜1FFF
MR内部補助リレー00000〜399915 ※200000〜9991500000〜59915
LRラッチリレー00000〜9991500000〜9991500000〜19915
CRコントロールリレー0000〜79150000〜39150000〜8915
VBワークリレー0000〜F9FF0000〜3FFF0000〜1FFF
DMデータメモリ00000〜6553400000〜6553400000〜32767
EM拡張データメモリ00000〜6553400000〜65534—
FMファイルレジスタ00000〜3276700000〜32767—
ZFファイルレジスタ(連番)00000〜52428700000〜131071—
Wリンクレジスタ0000〜7FFF0000〜3FFF0000〜3FFF
TMテンポラリデータメモリ000〜511000〜511000〜511
Zインデックスレジスタ01〜1201〜1201〜12
T/TC/TSタイマ/現在値/設定値0000〜39990000〜3999000〜511
C/CC/CSカウンタ/現在値/設定値0000〜39990000〜3999000〜255
CTH高速カウンタ—0〜10〜3 ※3
CTC高速カウンタコンパレータ—0〜30〜7 ※3
ATデジタルトリマ0〜70〜7—
CMコントロールメモリ0000〜5999(KV-8000 は 0000〜7599)0000〜59990000〜8999
VMワークメモリ00000〜50999(KV-8000 は 00000〜589823)00000〜499990000〜9499
  • ※1 KV-EP21V 経由、または KV-7000 の CPU 機能バージョン 2.2 以下は 00000〜99915
  • ※2 KV-EP21V 経由は 00000〜99915
  • ※3 KV Nano は基本ユニットによって異なる(KV-NC32T は CTH0〜2/CTC0〜5、KV-N24 は CTH0〜1/CTC0〜3 など)

R、MR、LR、CR は「チャンネル+2 桁のビット番号」、B、VB、W は 16 進で書きます(書式の記事を参照)。

RDS/WRS で 1 回に扱える点数

RDS と WRS の個数には上限があります。32 ビットの形式(.D/.L)では、上限がおおむね半分になります。

デバイスKV-8000/7500/5500 系 ビット・.U/.S/.H同 .D/.LKV Nano ビット・.U/.S/.HKV Nano .D/.L
R、B、MR、LR、CR、VB、DM、EM、FM、ZF、W、CM、VM1000500256128
TM512256256128
Z12121212
T、TC、TS、C、CC、CS1201206464
AT88——
CTH2244
CTC4488

そのほかのコマンドの上限

コマンド上限
MBS/MWS(モニタ登録)最大 120 点
STS/RSS(連続強制セット/リセット)1〜16 点

モニタ登録で使えるデバイスは、コマンドによって違います。

  • MBS(ビット):R、B、MR、LR、CR、T、C、CTC(接点)、VB
  • MWS(ワード):R、B、MR、LR、CR、VB、DM、EM、FM、ZF、W、TM、Z、TC、TS、CC、CS、AT、CM、VM(KV-5500 と KV Nano は CTH、CTC も)

MWS でリレーを登録するときは、チャンネル単位(チャンネルの先頭)で指定します。

強制セット/リセット(ST/RS)は R、B、MR、LR、CR、T、C、CTC、VB が対象で、CTC は RS だけが使えます。連続強制セット/リセット(STS/RSS)は R、B、MR、LR、CR、VB が対象です。

KcpX は上限を超えると自動で分割する

KcpX では、接続するときに PlcSeries で機種を指定します。KcpX はこの機種とデバイス、型から上限を判断し、超える分は複数回のコマンドに分けて送ります。

using var kcpx = new KcpX("192.168.0.10", 8501, series: PlcSeries.KV7000);

// 1000 点ずつ 3 回の RDS に分けて読み出す
bool[] mr = kcpx.BatchRead<bool>(Prefix.MR, "0", 3000);

// int は .L なので 500 点ずつ 2 回の WRS に分けて書き込む
kcpx.BatchWrite<int>(Prefix.DM, "1000", new int[1000]);

// 16 点を超えるので、STS を 2 回に分けて送る
kcpx.BatchForceSet(Prefix.MR, "1000", 20);
PlcSeries対象
KV8000(既定)KV-8000/KV-8000A
KV7000KV-7500/KV-7300
KV5000KV-5500/KV-5000/KV-3000
KVNanoKV Nano シリーズ(KV-NC1EP 経由)

番号の範囲は KcpX では確かめず、PLC に任せます。範囲外の番号を指定すると、PLC が E0 を返し、HostLinkException が発生します(エラーレスポンスの記事を参照)。

出典

  • キーエンス KV-EP21V/KV-8000(A)/KV-7500/KV-5500/KV-NC1EP ユーザーズマニュアル EtherNet/IP 機能 8章 p.8-15〜8-19, 8-23〜8-25, 8-27〜8-30